・片頭痛は、女性に多い?

頭痛はよく見られる病気ですが、中でも多いのは片頭痛と呼ばれるタイプの頭痛です。日本人の約8%が片頭痛に悩まされているというデータもあり、男性よりも女性に多くみ見られるのが特徴です。片頭痛に悩まされている女性は男性の4倍も多く、その原因は、頭痛の発症に女性ホルモンが影響していると考えられています。

片頭痛は、脈に合わせてズキンズキンとした痛みが、頭の片側に限らず両側、あるいは後頭部にも発作的に出ることがあります。さらに片頭痛がひどくなると頭全体に痛みが広がり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。

・片頭痛の予兆と前兆とは?

片頭痛では、頭が痛くなる前に予兆や前兆と呼ばれる症状が出現することがあります。

片頭痛は、なんらかの「誘因」によって発作が引き起こされた後、「予兆期」「前兆期」「頭痛期」「回復期」「寛解(かんかい)期」という経過をたどります。予兆や前兆は、感じる人と感じない人がいます。

「予兆」は、痛みが始まる数時間から1~2日前にみられるもので、食欲の増進、精神的な落ち込み、情緒不安定、イライラし怒りっぽくなる、あくび、疲労感、集中力がなくなるなどの症状が表れます。予兆を感じる片頭痛患者は、5人に1人だといわれています。
前兆

「前兆」は、頭痛が起こる前に、視野が一部欠けたり、閃輝暗点(せんきあんてん)と呼ばれる、ギザギザしたフラッシュのような光が見える症状が起こるものです。片頭痛に特徴的な症状と言えます。通常は15~30分ほどで消え、そのあと頭痛が始まります。

閃輝暗点のほか、手足のしびれや感覚の鈍化、言葉が出にくくなる失語性言語障害などの症状があらわれる人もいます。片頭痛患者の中には、前兆は感じるけれど頭痛が起こらないという人もいます。

予兆・前兆を感じたら、誘因となるものをできるだけ避けるようにすることが大切です。

・片頭痛の薬は何のため?

根治するわけではないなら、片頭痛の薬はなんの為にあるのでしょうか?

片頭痛に使用される薬には大きく分けて2つあり、発作が起きた際に服薬する症状を抑えるための薬と、予防のために飲む薬に分けられます。どちらも根本的な治療には繋がりませんが、症状を軽減したり、頻度を少なくしたりする効果がある薬です。特に病院で処方される薬は効果が大きく、自分に合うものを見つけられれば症状が改善します。有効な治療薬に出会えれば、頭痛が起きたとしてもご自身でコントロールすることが可能になり、今ほど悩まずに済むはずです。